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お店の出店希望エリアが決まったら次はいよいよそのエリア内であなたの諸条件(家賃・設備・環境など)を満たしてくれる物件を具体的に探してみましょう!
現在の仕事の都合などで時間的余裕のあまりない人も多いと思いますから、できるだけ効率よく行動しなければなりません。
まずは「タウンページ」などから希望エリア内の不動産屋に順番に電話をかけて物件の 有・無 をたずねてみることからはじめてみましょう。
電話での問い合わせの時は、あなたの方からあまり細かい希望条件は提示しないで、物件の広さだけを基準にたずねてみましょう。
一般的に不動産屋は、賃貸物件中心タイプ と 販売物件中心タイプ に分類(タウンページからはわかりません)されますから、はじめに 「お宅では賃貸の店舗は扱ってますか?」とたずねてみて、賃貸タイプならば
「物販(雑貨店)で使える5〜10坪程度の空き店舗を探しているのですが、お宅にはそのような物件はありますか?」という感じで問い合わせれば大丈夫です。
不動産屋から家賃についての限度額をきかれた場合、この時点ではウソでもかまいませんから余裕幅をもった金額(仮に10万円が上限でも20万くらい)を伝えるようにしましょう。
これは、はじめてお店をもとうとしている人にはまだ、家賃の相場が的確に把握されていないと思われますから、問い合わせの時からあまりに低い家賃を希望しては、紹介してもらえる物件もなくなってしまうおそれがあるからです。
もちろんネットであなたの希望地域名と店舗・賃貸物件 などを入力して検索してみるのもかまいませんが、わたしの経験上からはネットに対応していない昔ながらの不動産屋などに小さな店舗物件の出物がよくあるので、できれば電話での問い合わせをおすすめします。
あなたが探しているような小スペースの賃貸物件では、儲けも少ないので大手の不動産屋は敬遠することが多いのです。
そのほかにも、現時点では空き店舗になっていなくても1〜2ヶ月後には閉店・撤退して賃貸になる予定の物件情報を不動産屋は常時もっていますから、電話での問い合わせならばそのような物件を紹介してもらえる可能性があるからです。
不動産屋に問い合わせてみて、あなたの要望を満たしてくれる適当な物件がなかった場合でも、必ずあなたの連絡先を伝えておくことを忘れないでください。
不動産屋も仲介手数料をかせぐのが商売ですから、この先適当な物件が出てきた時にそのつど、情報提供してもらえるはずです。
また不動産屋のなかには電話での問い合わせに対して「来店してもらった上で、所定の用紙に必要事項を記入してもらってからの物件の紹介・・・」
といわれることもよくあります。
このような場合は各地方の商習慣の違いもありますから、電話でのやり取りの雰囲気(空気)であなたが臨機応変に対応してください。個人規模の小さな不動産屋のなかには、まれに「ほんとに紹介する気があるのか?」と疑いたくなるような古い業界体質から抜け出せていない業者もありますので、注意してください。
そして不動産屋に問い合わせるだけでなく、あなたの時間のゆるす限りエリア内とその周辺地域をできるだけ、あなた自身で歩き回って探してみることもおすすめします。
ふだんは訪れない小さな路地まで細めに探索して回ればメイン・ストリートの一本奥の道やいつもは通り過ぎるだけで見過ごしていたビルの2階部分などに、あなたの条件にピッタリの優良物件が存在することもあるかもしれません。
できれば自作の地図でもあらかじめ用意しといて、気がついた情報などをそのつど、どんな小さなことでもメモしておけば、最終的に物件を判断する時の参考になります。
「これから開く自分の雑貨店の場所を決めるんだ!」 という確固たる目的意識を持って見て回ると、いつも見慣れたはずの街の中でも
「こんなところにこんなお店があったんだ」 とか「いつの間にかこんなことろに新しいテナントビルができていた」
などなど必ず新たな発見があるはずです。
一般的には、空き店舗や空きスペースが賃貸物件となっている場合は不動産屋の連絡先が、ガラスやシャッターなどの壁面に貼られているか、看板などが設置されています。
明らかに店舗用スペースと思われるのに、なにもそれらしい表示がされていない場合もごくまれにありますが、その場合は隣近所のお店に現在「貸し店舗」なのかをたずねてみると良いでしょう。
物件所有者(家主)が複数の不動産屋に掛け持ちで依頼しているパターンなどは、何も表示されていないこともありますから気になる物件ならば、条件だけでも聞いておくべきです。
店舗探しは最初からいきなり、好物件にめぐり合うラッキー!なこともあればいくらがんばって探しても自分の理想にちかい物件とはなかなか出会わないこともあり、こればかりは、地域性やタイミングなどの問題でどうすることもできません。
また人通りの多いメイン・ストリートに面しているから好物件で、人影のまばらな裏通りだからダメということも一概に判断できません。 どこが正解というものでもなく、その場所で実際に商売をしてみなければわからないという面が多分にあります。
あなたも自分で雑貨店を開いて、ビジネスを継続していく過程においてこの意味がきっと実感できるはずです。 わたしの経験上でも「あんな場所でそんなお店を開いてもまずダメだ…」とまわりの人が口をそろえて言っても、いざ開業してみると以外と順調に売り上げを伸ばし、うまくいったりすることもあります。
その逆にだれが見ても一等地のような所に出店しても、家賃などの必要経費が毎月重くのしかかって結局はそれに見合うだけの売り上げをあげられず閉店・撤退したパターンもあります。
立地条件が良ければとうぜん、家賃・保証金も高くなります。 このような場所にやみくもに出店して少々売り上げがかせげたとしても毎月の必要経費ばかりかかって、結局は
というパターンはビジネスの世界ではいくらでもあります。
あなたのまわりでも「けっこうお客さんが入って繁盛しているように見えたのに、いつの間にかお店がなくなっている・・・」 というような事例もきっとあるはずです。
このように店舗の物件を選ぶ場合は、立地条件と家賃のバランスもよく考慮しなければなりません。やや堅苦しい解説になってしまいましたが全然むずかしく考える必要はありません。簡単にいえば
ということです。
その逆に、二等・三等地とみられる立地物件は家賃もそれに見合うように安くなりますから一等地ほどの売り上げがなくても必要経費が少ない分あなたの経営努力しだいで儲けることはできます。
よく使われるありきたりのたとえで申し訳ありませんが 「うまいラーメン店」は少々辺ぴな所にあってもお客さんはやってきます。 たとえ1時間ならんでも食べに来てくれます。
あなたが、あまりふだんは通らないような裏通りに開業したとしても、あなたのお店の商品や雰囲気を気に入ってもらえれば、次もお客さんは来てくれます。
そんなお客さんを1人、2人と増やして、あなたのお店のファンの輪が広がれば、多少の立地条件の悪さは充分にカバーできます。
一番大切なのは、あなたの心がけと日々の努力です。
しかしそうは言ってみても、オープンからできるだけ早くお店を軌道にのせるためにも、あなたの開業資金の許容範囲内ならばより雑貨店(雑貨ショップ)に適した場所の物件を確保するに越したことはありません。
年配層の人が多く集まるような場所(巣鴨)で若者向けのお店を開いたとしても、対象となるお客さんに認知してもらうまでに余分の労力と日数がかかってしまう危険性があり、当然効率の面からいってもロスが多いことになります。
その反対に、対象が多い立地では自然と来店客も多くなりますから、くちコミでの広がりも早くなります。あとは、一度来店してくれたお客さんを2度、3度と新しい同伴者を連れて再び訪れてもらうようにするためには、あなたの努力次第です。
今ならば、ツイッターやフェイスブック、LINFなどのSNSを有効に利用すれば、広告宣伝費をかけることなくお店の宣伝をすることも可能です。
また、当サイト内でもイチから開業・運営方法を解説していますが、実店舗と並行してネットショップの運営も行えば、互の相乗効果で売上を伸ばすこともできます。
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