すべての業種にとって、顧客管理はとても大切です。
とくにオープンしたばかりのあなたのショップにとっては安定経営を可能にしてくれるための300人の顧客をいかに早くかくとくできるかは大きな目標となります。
定期的にショップに来店して、商品を購入してもらえる顧客(ファン)の売り上げをベースに新規客をプラスすることで、あなたのショップは安定・成長軌道に乗ってゆけます。
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立地条件がすばらしく、次から次へと新しいお客さんが来店してくれるようなケースは別として、わざわざあなたのショップをめざして来てもらうためには、これまで解説してきた商品構成、ディスプレー、ショップ全体のイメージの次に顧客管理も重要な要因となります。
そのためにも商品をお買い上げいただいたお客さんを管理し、次回の来店にむけての販促活動に活用するための顧客カードを作っておきましょう!
市販されている「情報カード」等を使用してもかまいませんが、これではチョッと味気ないので、雑貨店という業種の雰囲気にあわせて手書きでデザインした「あなたのショップ・オリジナル!」の作成をおすすめします。
A5サイズほどの原版を1枚作っておけば、あとは必要に応じてコピーすればOK!です。もちろん、パソコンを使ってデザイン作成してもかまいません。
チョッとした工夫や心くばりの積み重ねが、あなたのショップに対するお客さんの印象をよりアップしてゆきますから、ひとかせぎ!するためにもがんばらなければなりません。
顧客カードの記入項目としては、
などが基本事項で、あと特に把握しておきたいのが、お客さんの携帯メール・アドレスです。
今や携帯電話は、ほとんどの人が持たれていますから、これをうまく販促活動に利用すれば、大きな武器にもなります。現にさまざまな業種業態の企業が携帯メールを使って日々告知活動を行っています。
例えばレンタル・ビデオ店やマクドナルドなどではメール画面を割引クーポンにしたり、ブティック系ではお得意さんに対してだけ事前にセールの予告通達をしたり、パチンコ店では新装開店の案内をと活用方法の工夫次第で、かなりの販促効果をあげることができます。
あなたのショップでも、お客さんの好みそうな商品が入荷したら画像付きメールでいち早くお知らせすることによって来店してもらうキッカケにもなり、販売機会もふえます。
また当サイト内でもご紹介おすすめしているネットショップ(簡単に出来ます)も作られた場合は、メール内にそちらへのリンクを張っておけば、ネットショップ内でお買い物をしていただけるメリットもあります。
あなたも知恵を絞って携帯メールを利用した独自の販促活動をやられてみて下さい。DMやチラシ広告よりもかなり有効で費用対効果も高いといえます。
注意しておきたいのは、近頃ニュースなどで頻繁に個人情報の流失 ( あのヤフーや楽天でもありました)が問題になっていますから、お客さんの中には顧客カードへの記入を嫌がる方もいらっしゃいます。
とくにメール・アドレスは迷惑メールなどの影響で敏感になっている人もいますから、記入前に「
今後メールで新商品のご案内などを送らせていただいてもよろしいでしょうか?
」とあらかじめお客さんの許可を得ておかないと後からトラブルになることもありますから、この点は特に気をつけて下さい。
顧客カードに記入していただいたお客さんには、チョッとした粗品か、次回の来店時に使ってもらえる割引クーポン(パソコンで製作)をお渡しすれば喜んでいただけます。
お客さんが帰られた後で、日付とお買い上げ商品名、お客さんの特徴、好み、センス…
など、そのほかにも、あなたが気付いた点があればできるだけ詳細に記入しておきましょう。
もちろん、今後の来店、お買い上げいただくごとに新たな情報を書きたしていかなければなりません。
あらかじめ、デジカメで店内商品を撮影しておけばお買い上げいただいた商品の画像をつけて、パソコンで情報管理するのも良いと思います。
この顧客情報は、あなたのショップにとって、貴重な財産ですから商品の仕入れや販促活動に上手に利用してください。顧客カードに記入していただいたお客さんの顔と名前はできるだけ早くおぼえて、次回の来店時には
と、お声掛けできるようになればOK!です。
どんな人でも自分の名前で呼ばれると特別な感情を抱くことは心理学でも立証済です。
そのお客さんにとって「ここは特別なお店・・」という認識をもってもらえれば、しめたもんです!あなたのショップのファンになってもらえたはずです。
これができるか、できないかによってオープン後の売り上げは大きくかわってきます。
最後に携帯メールを利用した販促例を数パターンあげてみました。
気をつけておきたいのは、お客さんのタイプにあわせてメールの送信ペースを調節することです。
頻繁にメールを送信されるのを嫌がる方には逆効果にならないように、月に1回くらいのペースにして、楽しみにしていただいてる方には週に1回ペースで送信する…
というように、細かい配慮も必要です。
わたしの経験では、40代から上のお客さんは普段の生活の中で若い世代のようにメールを受け取る機会があまり多くないため、結構お店からのお知らせメールを楽しみにして喜んで読んでもらえることが多いです。
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